愛知県豊田市の駅前は、ここ数年来、実験的な場所づくりの取組をもとに空間整備をすすめいこうとしています。この日はその場所づくりの取組の支援をしている園田聡氏を招いて、その手法についてお話しいただきました。
園田氏は、幸福度が高い生活を送るためには、街にくすぶる不自由な公共空間(=スペース)をだれもが使いこなせる居場所(=プレイス)に変えること=「プレイスメイキング」が重要であると述べ、その手法について、様々な研究をまとめられています。豊田市でも、こうした手法に基づいて様々な活動を展開されてきました。
この日の講演では、「プレイスメイキング」を進めるなかでの出来事・体験談をスライドを交え講演してくださいました。まちはそれぞれの歴史・産業・規模があるため、丸ごと他のまちに当てはまるとは限らないものの、その実際に体験したお話は説得力があるものでした。
少しポイントを紹介すると…
などなど。
後半は質問も交えながら「まちじゅうステージプロジェクト」のこれからについて豊橋まちなか会議事務局や会場とのクロストーク。様々な切り口での質疑のなかで、民間のパブリックマインドと行政の思い切った舵取りが、プロジェクト推進のカギであるように思われました。
園田氏の講演内容は、著書「プレイスメイキング -アクティビティファーストの都市デザイン-」に詳しく紹介されています。ご興味のある方はぜひ手に取ってみて下さい。